【Zoho CRM】「標準」権限の使用に関する注意点
概要
Zoho CRMにデフォルトで用意されている「標準」という権限は、セキュリティリスクがあるため、使用をお勧めしません。
この権限は、一般ユーザー向けとしては権限が広く設定されすぎており、意図しないデータのエクスポートや更新、削除につながる可能性があります。
本記事では、「標準」権限の注意点と、推奨される対応について説明します。
「標準」権限の具体的な問題点
「標準」権限には、一般ユーザーには過剰となりうる以下の権限がデフォルトで含まれています。
- データのインポート・エクスポ
CRM内のデータを外部に持ち出すことが可能です。
- データの一括操作
データの一括更新や一括削除が可能です。
- 開発者権限
システム開発に関わる操作権限が含まれています。
これらの権限は、操作ミスによるデータ損失や、情報漏洩のリスクを高める要因となります。
権限の確認方法
現在の権限設定は、以下の手順で確認できます。
- ホーム画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面を開く

- 「セキュリティ管理」カテゴリ内の「権限」をクリックすると、全ての権限が表示される

推奨される対応
デフォルトで用意されている「標準」権限の使用は推奨されません。
セキュリティを確保するため、「標準」権限をユーザーに割り当てるのではなく、別途新しい権限を作成して利用することを強く推奨します。