Zoho CRMにおけるユーザーの権限と役割(役職)は、各ユーザーがCRMシステム内でアクセスできる情報や実行できる操作の範囲を定義する重要な要素です。
Zoho CRMの権限とは何か
Zoho CRMにおける「権限」と「役割(役職)」は、ユーザーがシステム内でアクセスできる範囲や実行できる操作を定義するものです。
例えば、「管理者」と「標準ユーザー」といった権限があり、それぞれの権限レベルに応じて利用できる機能や情報が異なります。
• 権限: 特定の機能やデータに対するアクセスレベルを決定します。例えば、「管理者」は広範なアクセス権を持ち、「標準ユーザー」はより制限されたアクセス権を持ちます。
• 役割(役職): 組織内の階層や責任範囲を示し、通常はデータ共有ルールやレポートの表示範囲などに関連付けられます。
ユーザーの権限と役割の確認・変更手順
CRMユーザーの権限と役割を確認・変更するプロセスは以下の通りです。
1. CRMのホーム画面右上の歯車のアイコンの設定ボタンをクリックし、設定画面に移動します。
2. 「一般」のセクションの中から「ユーザー」をクリックし、ユーザー一覧を表示させます。
3. 変更したいユーザーをクリックして選択します。
4. 現在の「権限」と「役職」が表示されます。これらを変更したい場合は、鉛筆アイコンをクリックします。
5. 役職を変更したい場合は、役職欄をクリックし、例えば「チームリーダー」などに変更できます。
6. 権限も、例えば「管理者」から「標準ユーザー」などに変更できます。
7. 変更後、「保存」をクリックし保存します。
また、現在の状態を確認するには、ユーザーの「標準」や「特権管理者」などの
権限のボタンをクリックすると、その権限の詳細な情報を確認できます。

権限と役割変更の意義と目的
CRMユーザーの権限や役割を変更する意味は、主にユーザーがアクセスできる範囲を制御することにあります。
• アクセス範囲の制御: 権限を変更することで、ユーザーがCRM内でアクセスできる機能や情報の範囲を狭めたり広げたりすることができます。
◦ 例えば、元々「管理者」だったユーザーの権限を「標準ユーザー」に変更すると、そのユーザーがCRM内でアクセスできる機能や情報の範囲が狭まります。
• セキュリティと効率性の向上: 各ユーザーが必要な情報のみにアクセスし、適切な操作のみを実行できるように管理することで、セキュリティを強化し、業務の効率性を向上させることができます。これにより、誤操作や不適切な情報アクセスを防ぎます。